小枝研究室では、沖縄を中心として幅広く魚類の標本や資料を収集しており、ゆくゆくは集めた資料を活用した図鑑づくりを進める予定です。より、充実した図鑑をつくるため、皆さまからの資料や情報の提供を広く受け入れています。
釣りをしていたら変な魚が釣れた。
市場でみたことのない魚をみかけた。
ダイビングしていたら名前の分からない魚を撮影した。
「案外めずらしいものじゃなかった」ということは良くあることですが、「激レアの魚だった」あるいは「新種の発見につながった」ということも珍しくはありません。いっぽうで、「普通にいる」と思っていたもののなかに、「珍しいものが混じっていた」ということもよくあります。たとえたくさんいるものであったとしても、活用方法はたくさんあります。珍しいかもしれないものでも、ごくごく普通だと思えるものでも、ちょっと気になるものをみかけたら、是非、お気軽にご連絡ください。
連絡はこちらにお願いします koeda☆sci.u-ryukyu.ac.jp（☆を@に変更）
標本をご提供いただく場合
私たちにとって最も研究に活用しやすいのは「標本」です。標本があることで、最も確実な証拠となるだけでなく、100年、200年先まで残すことでデータの再現性を担保することができます。詳細な形態の観察はもちろん、解剖することでその魚が食べていたものや年齢、成熟状態など標本無くしては得られない情報がたくさんあります。
標本をご提供いただける場合は、採集場所、日付、水深、方法、採集者など可能な限り詳細な情報をご提供ください。不明な場合はその旨をお知らせいただければもちろん問題ありません。生きた状態でご連絡いただいた場合を除き、基本的には冷凍で標本を送付ください。その際、小さい魚であればジプロック等に海水（または真水）に入れて、大きい魚であれば濡らしたキッチンペーパーと一緒にラップで巻いて冷凍していただけると冷凍による劣化が軽減できます。もちろん、大学に直接持ち込んでいただいても構いません。受け取りに急行することもありえます。
写真・映像をご提供いただく場合
写真や映像が新たな発見につながることは良くあります。とりわけ現在は、スマホのカメラ性能の向上により、誰でも（種の同定に十分な）精度の高い写真や映像を手軽に撮影することができるようになりました。また、SNS等での発信を目的として、とりあえず撮影するという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな写真も学術的な資料として高い価値があるかもしれません。
写真・映像をご提供いただける場合も、撮影場所、日付、水深、方法、採集者など可能な限り詳細な情報を併せてご提供ください。水中写真などの場合、色調補正などを加えていないオリジナルデータである方が望ましいです。なお、ご提供いただいた写真については、申し出のない限り、研究・教育目的またはホームページ内において自由に使用させていただくことにご同意いただいたものとみなします。
情報・その他をご提供いただく場合
「標本も写真もないければ、こんなところでこんなものを見た！」といったような情報もご提供いただければ何かにつながるかもしれません。次に似たような状況にあったときの対処方法を相談できるかもしれませんし、情報そのものが研究のアイデアにつながるかもしれません。小話でも伝説でも楽しいお話、歓迎いたします。
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